東京, 9月9日, /AJMEDIA/
【ソウル時事】朝鮮中央通信は9日、北朝鮮が建国から75年を迎えたことを記念し、8日に平壌の金日成広場で「労農赤衛軍」など民間防衛組織による軍事パレードを行ったと報じた。金正恩朝鮮労働党総書記は出席したが、演説はしなかった。
北朝鮮、9日に建国75年 祝賀行事開催、中国との連携誇示
北朝鮮の軍事パレードは朝鮮戦争(1950~53年)の休戦協定締結70年を迎えた7月27日夜に実施されて以来で、今年に入り3回目。今回は正規軍が参加せず、大陸間弾道ミサイル(ICBM)といった兵器は登場しなかったもようだ。
記念日に合わせて訪朝した中国の劉国中副首相を団長とする代表団もパレードを観覧。正恩氏は8日、中国代表団の表敬を受け、「各分野の協力事業を一層活発化させていく」ことで一致した。
ロシアも軍の楽団「アレクサンドロフ・アンサンブル(赤軍合唱団)」が参加。北朝鮮に駐在する中ロの外交官らも招かれたという。中国の習近平国家主席、ロシアのプーチン大統領から祝電も寄せられた。連携を強める日米韓に対抗し、中ロとの結束を演出する思惑がありそうだ。