東京, 8月17日, /AJMEDIA/
韓国の釜山地裁は17日、東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出に関し、差し止めを求めた市民団体の訴えを却下した。市民団体が東京電力ホールディングスを相手取り、2021年4月に提訴していた。
原告らは、放射性廃棄物の管理に関する国際条約などを根拠に差し止めを求めた。裁判所は、同条約について「締約国の国民が他の締約国の国民に、差し止めを請求できる権利を与えたものではない」と判断。また、韓国の民法が定める「生活妨害の禁止」を根拠に差し止めを求めたことについても、国際裁判の管轄権がないとして却下した。
聯合ニュースによると、原告側弁護人は控訴する考えを示している。