東京, 1月19日, /AJMEDIA/
経済産業省の電力・ガス取引監視等委員会は18日、九州電力の社員が送配電子会社の九州電力送配電(福岡市)が管理する新電力の顧客情報を不正に閲覧する事案があったと発表した。同委員会は両社に対し、2月3日までに調査結果を報告するよう命じた。顧客情報の不正閲覧は大手電力で3社目。
九州電では、営業部門に配備しているパソコン端末1429台で送配電子会社の持つ情報を閲覧できる状況になっていた。本来は災害時の顧客対応として使用するためだったが、大規模停電がなかったにもかかわらず、昨年12月20~26日に295台で閲覧されていた。新電力の顧客名義や電話番号のほか、電力使用量など営業活動に利用できる情報もあった。