東京, 9月23日, /AJMEDIA/
三井物産は、台湾沖で開発が進められている洋上風力発電のプロジェクトにおよそ2600億円を拠出し、参画することを決めました。
発表によりますと三井物産は、台湾中部の彰化県の沖合で開発が進められている大型の洋上風力発電のプロジェクトに参画することを決め、投資などの形でおよそ2600億円を拠出します。
再生可能エネルギーのプロジェクトへの拠出額は会社としては過去最大となります。
計画では、風車を73基設置し、発電容量は最大で100万キロワット余りとなっています。
2025年から順次稼働し、発電した電力は台湾の電力会社などに20年から30年にわたって販売する予定です。
台湾はアジアの中でも洋上風力発電の開発を積極的に進めていて、会社ではプロジェクトへの参画を通じて得られた知見などを、アジアのほかの地域や日本での今後の事業に生かしたいとしています。
一方、台湾での洋上風力発電の開発をめぐっては、火力発電で国内最大手の「JERA」がことし6月、建設費の高騰などを理由に一部の事業から撤退する動きも出ています。