東京, 12月19日, /AJMEDIA/
キリスト教のカトリック教会は18日、結婚は男女間のものだという教義を維持しながらも、教会で司祭が同性のカップルを祝福することはできるという新たな見解を発表しました。
ローマ教皇庁はこれまで、結婚は子どもを持つことを目的とした男女の間でのみ認められるものだとして、同性のカップルは祝福できないとの見解を発表していました。
ただ最近、ドイツなど一部のカトリック教会では性的マイノリティーを信者として受け入れており、フランシスコ教皇も同性カップルを祝福することに前向きの姿勢を示していました。
こうした中、ローマ教皇庁は18日、フランシスコ教皇が署名した文書を公開しました。
このなかで教皇は「教会が人々に寄り添うことを妨げたり、禁止したりするべきではない」と述べ、カトリック教会で司祭が同性のカップルを祝福することができるという新たな見解を示しました。
ただ、引き続き教会の正式な儀式としては結婚は男女間のものだとして同性婚は認めないという教義は維持しています。
欧米の多くのメディアは今回のローマ教皇庁の見解について「重要な姿勢の変化だ」などと速報で伝えています。