ローマ教皇の遺体、大聖堂に安置 信者ら感謝と追悼―バチカン

東京, 4月23日, /AJMEDIA/

21日に88歳で死去したフランシスコ・ローマ教皇の遺体が23日、バチカン市にあるカトリック教会の総本山サンピエトロ大聖堂内に安置された。大聖堂は一般公開され、大勢の信者らが行列をつくって教皇の元を訪れ、感謝と哀悼の意をささげた。

 教皇の遺体を納めたひつぎは23日午前(日本時間同日午後)、教皇庁関係者に担がれ、同市の自宅に併設された礼拝堂を出発。鐘が鳴る中、移送の隊列が大聖堂前広場を通ると、信者から大きな拍手が湧き起こった。

 ひつぎが大聖堂に到着すると、聖歌とオルガンの音が響き渡った。一連の儀式には教皇の最高顧問・枢機卿らが参加。教皇庁の公式メディア「バチカンニュース」によると、一般公開は葬儀前日の25日まで続く。

 ひつぎはふたをしておらず、教皇は赤い衣装をまとい、頭部にミトラ(司教冠)、手に数珠状のロザリオを着けた姿。遺体は26日の葬儀後、ローマ市中心部のサンタマリアマッジョーレ大聖堂に葬られる。質素を好んだ教皇は、簡素なひつぎや埋葬を希望した。

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