東京, 9月3日, /AJMEDIA/
【北京時事】モンゴルを初めて訪問したフランシスコ・ローマ教皇は2日、首都ウランバートルで演説し、「紛争の暗雲の払拭と対話による解決」を訴えた。モンゴルの隣国でウクライナ侵攻を続けるロシアにメッセージを発したとみられる。今回の訪問は、バチカン(ローマ教皇庁)と国交がない中国に接近するための足掛かりとする狙いも指摘されている。
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モンゴル国営モンツァメ通信などによると、教皇は2日、フレルスフ大統領らと会談。両国の友好関係を確認したほか、国際情勢や食料安全保障、気候変動問題について意見交換した。
一連の行事の中で、教皇は「カトリック教会に政治的意図はなく、各国政府は何も恐れることはない」と強調した。宗教活動を厳しく統制し、バチカンの信徒への影響力を警戒する中国を念頭に語ったとみられる。