レバノン首都空爆、ヒズボラ幹部殺害 イスラエル、攻撃継続の構え

東京, 9月21日 /AJMEDIA/

イスラエル軍は20日、レバノンの首都ベイルート南郊を空爆し、イスラム教シーア派組織ヒズボラの軍事部門幹部イブラヒム・アキル司令官を殺害したと発表した。このほか、複数のヒズボラ幹部が死亡したという。

 イスラエルのガラント国防相はX(旧ツイッター)で、ヒズボラの対イスラエル攻撃で避難した住民の帰還が可能になるまで「一連の行動を続ける」と表明。ヒズボラの指導者ナスララ師は先に、通信機器の一斉爆発を受けてイスラエルへの報復を宣言しており、衝突激化の恐れが一段と高まっている。

 イスラエル軍はヒズボラが拠点とする集合住宅に空爆を加えた。軍報道官は、アキル氏らが建物の地下にいたと説明。アキル氏らは、イスラエル領内への越境攻撃を計画していたと主張した。

 レバノン保健省は空爆で少なくとも14人が死亡し、66人が負傷したと発表。捜索活動が続いており、犠牲者が増える可能性がある。

 イランが後ろ盾のヒズボラは、イスラム組織ハマスと連帯。昨年10月からパレスチナ自治区ガザでハマスと交戦するイスラエルへの攻撃を続けている。

 応戦するイスラエルは7月にヒズボラの軍事部門最高幹部を殺害。これを受け、ヒズボラは8月に大規模な報復攻撃を行った。

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