レバノン滞在の邦人輸送に備え 調査チーム派遣 防衛省

東京, 10月27日, /AJMEDIA/

ガザ地区情勢が緊迫化し、イスラエルと隣国レバノンの国境周辺でも戦闘が続くなか、防衛省はレバノンに滞在している日本人を自衛隊機で輸送する場合に備えて現地で情報収集にあたる調査チームを27日、派遣することを決めました。

イスラエルとレバノンの国境周辺では、イスラエル軍とイスラム教シーア派組織「ヒズボラ」との間で戦闘が続き、民間人にも死傷者が出ています。

防衛省はイスラエルにいる日本人の退避に備えて、自衛隊機3機を派遣していますが情勢がさらに悪化してレバノンに滞在している日本人を自衛隊機で輸送する場合に備え、調査チームの派遣を決めたことが関係者への取材で分かりました。

調査チームは隊員数人で、日本時間の27日レバノンに入り、情報収集や、現地当局との調整などにあたるということです。

外務省は10月20日、レバノンの危険情報のレベルを引き上げ、イスラエルとの国境周辺を最も高い4の「退避勧告」、それ以外の地域を3の「渡航中止勧告」とし、現地に滞在する日本人に出国を検討するよう呼び掛けています。

外務省によりますと、レバノンに滞在する日本人は去年10月時点で74人となっています。

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