東京, 3月8日, /AJMEDIA/
ヤクルトの奥川がオープン戦初登板で5回無失点。テンポ良くアウトを重ねる好投に「結果が出たのはよかった」とほっと一息ついた。
一回1死から矢野に三塁打を許したが、3番小園は初球の149キロで三邪飛に仕留めるなど直球は威力十分。五回2死一、三塁のピンチは中村奨をスライダーで空振り三振に仕留めて切り抜け、計52球。「ストライクゾーンでどんどん勝負していった結果が、いい形につながった」とうなずいた。
プロ5年目の昨季は右肘痛から2季ぶりに復帰し、6月に2021年以来の白星をつかむなど3勝を挙げた。先発枠定着を目指す今季は、キャンプで下半身のコンディション不良による練習試合の登板取りやめもあったものの、今月1日の巨人2軍との実戦で2回無失点。中6日で迎えたこの日も元気な姿を見せた。
開幕ローテーション入りへ前進した右腕に、高津監督は「彼の場合はこれを続けていくことが大事。あとは体の状態を見て判断したい」。次回登板は18日の予定。奥川は「変化球の精度を上げていきたい」と先をにらんだ。