ボーイング宇宙船、無人の帰還 不具合で有人断念

東京, 9月7日 /AJMEDIA/

初の有人試験飛行中に不具合が発生し、無人での帰還となった米航空大手ボーイングの新型宇宙船「スターライナー」が7日未明(日本時間同日昼)、米西部ニューメキシコ州のホワイトサンズ米軍ミサイル実験場に着陸した。

 国際宇宙ステーション(ISS)を6日午後(同7日午前)に離れた後、約6時間で帰還した。円すい状カプセルのスターライナーは、大気圏再突入後、夜間の暗闇を順調に降下。上部に三つのパラシュート、底部にエアバッグを開いて着地した。

 米航空宇宙局(NASA)の担当者は着陸後の記者会見で「ボーイングとは既に次のステップについて話している」と説明。大気圏への再突入は、ほぼ完璧だったと強調した。ボーイングは今後、試験結果を解析し、スターライナーの実用化に向けて開発を継続する意向。

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