東京, 2月26日, /AJMEDIA/
昭和の思い出を、温かみのある風合いで映し出してきた「フィルムカメラ」。
スマートフォンやSNS、サブスクリプション…デジタル全盛期のいま、フィルムになじみの少なかった若い世代にも広がりつつあります。
フィルムで撮る“使い切りカメラ”の売り上げは最近増加傾向に。21年ぶりに“新型フィルムカメラ”を発売したメーカーも出てきました。
新たな時代を映し始めたフィルムカメラにフォーカスを当ててみます。
(おはよう日本ディレクター 井出州)
世代を越えて楽しめる、フィルムカメラの魅力とは?
土曜日の午前中。
街角の花壇に咲いた花々や、洋食店の古びたショーケース、さらには道端に落ちていたペットボトルまで、さまざまな被写体にシャッターを切る人たちの姿がありました。
みなさんが使っているのは、自慢の「フィルムカメラ」です。
これは街歩きをしながら写真撮影を楽しむイベントで、8年ほど前から都内を中心としたさまざまな街を舞台に100回以上開催されてきました。
この日参加したのは、20代から70代までの11人。
年齢も性別もさまざまですが、フィルムカメラ談議に花を咲かせながら、終始にぎやかなムードで撮影を楽しんでいました。