パナソニックとヤンマー、ガス空調で新合弁会社–省エネと防災効果に強み

東京, 9月1日 /AJMEDIA/

 パナソニック 空質空調社とヤンマーエネルギーシステムは8月30日、ガスヒートポンプエアコン室外機の開発と製造を手掛ける合弁会社「パナソニック・ヤンマーGHP開発製造株式会社」を設立すると発表した。開発と製造を効率化し、BCP(事業継続計画)対策や次世代低炭素エネルギーの活用を目指す。

 パナソニック・ヤンマーGHP開発製造は、2025年4月に設立を予定。GHP室外機の開発と製造を担い、パナソニックとヤンマーから250名前後の人員が異動するという。群馬県邑楽郡にあるパナソニックの群馬工場と岡山県岡山市に位置するヤンマーの岡山工場を所在地とし、群馬工場に本社を置く。2026年1月には生産を開始する計画だ。

 ガスヒートポンプエアコン(GHP)は、ガスエンジンを動力源としてコンプレッサーを駆動する業務用空調機。電気式ヒートポンプエアコンに比べ、消費電力が約10分の1と少なく、夏場の電力ピークカットにも貢献する。パナソニック 空質空調社 社長 片山栄一氏は「災害に対してかなり強靭であるガスを動力にすることで、BCP対応も可能。この分野でしっかりと貢献を続けたいと考えている」とGHPのメリットを説く。

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts