東京, 10月11日, /AJMEDIA/
バイクでバッグをひったくる際に女性にけがをさせたとして、警視庁捜査3課は11日、強盗致傷容疑で、会社員宮ノ原椋介容疑者(32)=東京都豊島区南長崎=を再逮捕した。「けがをさせた認識はない」と容疑を一部否認しているという。
捜査関係者によると、バイクによるひったくりは7月下旬~8月初め、新宿区や台東区、豊島区で相次ぎ発生した。同庁はいずれも同容疑者が関与したとみている。
再逮捕容疑は7月27日午前0時半ごろ、新宿区西落合の路上で、1人で帰宅途中の30代女性にバイクで近づき、手提げバッグをひったくる際に転倒させ、後頭部打撲など2週間のけがをさせた疑い。
宮ノ原容疑者はバイクで走行中に女性を見つけ、Uターンして車道を逆走。歩道に上がり、後方から女性に接近した。抵抗してあおむけに転んだ女性を約7メートル引きずり、そのまま逃走したという。
防犯カメラの映像などから同容疑者の関与が浮上した。「パチンコなどの遊興費を得るためだった」と供述している。
同課によると、女性は「今でも原付き(バイク)の音を聞くと体が震え、すくんでしまう」と話しているという。
同容疑者は台東区寿の路上で男性からビジネスバッグをひったくったとして、9月に窃盗容疑で逮捕、その後起訴された。関与が疑われる計4件のひったくり被害は計約20万円相当という。