東京, 1月31日, /AJMEDIA/
2024年、Teslaの最高経営責任者(CEO)Elon Musk氏は投資家に対し、2025年にカリフォルニア州とテキサス州で自動運転サービスを開始することを目指していると語った。同社は目標達成に向けて軌道に乗っているようだ。Musk氏は米国時間1月29日、第4四半期決算報告の電話会見で、2025年6月にも自動運転サービスを開始する予定であり、テキサス州オースティンをテスト市場に選んだと述べた。
「6月にオースティンで、無監視で無人の完全自動運転のサービスを初めて開始できると確信している」とMusk氏は述べた。「当社のフリーモント工場ではすでに無監視かつ無人の完全自動運転のTesla車を稼働させており、テキサス工場でも間もなく稼働させる予定だ」
Teslaの広報担当者はコメントの依頼に応じなかった。
同氏は、監視なしの「フルセルフドライビング」機能を年内に「米国の多くの地域」で提供する準備ができているとも語った。最初の市場はカリフォルニア州とテキサス州になる可能性が高い。
当初の予想では、Teslaは待望の「Cybercab」を使用するとみられていたが、同社は今回、「Model Y」と「Model 3」の車両を使用する予定だ。
「結論から言えば、2025年はTeslaにとって本当に重要な年だ」とMusk氏は述べた。「Tesla史上最大の年と捉えていいだろう」
自動運転車の苦難のスタート
Teslaは展開に時間をかけるつもりだと、Musk氏は強調した。
「まずは水面に足先を浸し、すべてが問題ないことを確認してから、さらに足先を浸し、そして一般市民の安全を確保した上で、車に乗っている人々を最優先に考えながら、足全体を浸すようにしたい」と同氏は述べた。
自動運転タクシーサービスはここ数年、厳しい目で見られている。統計では、自動運転車は一般的に人が運転する車よりも安全であることが示されているが、事故がニュースにならないわけではない。
カリフォルニア州は安全性への懸念から、2023年にCruiseの自動運転車の営業許可を停止した。Waymoは2024年初め、同社の自動運転車2台が同じ日に、けん引されている同じピックアップトラックに衝突したことが報じられた。