ソウルで日韓交流おまつり 各地の魅力アピール

東京, 9月22日 /AJMEDIA/

日本と韓国の文化交流イベント「日韓交流おまつり」が22日、ソウルで開かれた。両国関係の改善や円安を追い風に、韓国では日本を訪れる観光客が増加。観光地や特産品を紹介する自治体のブースは、旅行先を吟味する人でにぎわった。

 日本酒「飛露喜」と「写楽」の試飲を行ったソウル福島県人会のブースには長い列ができた。同会の永井宏志郎会長は「東日本大震災前は県を訪れる外国人観光客の半分を韓国人が占めたが、復活していない」と指摘。「農産物や海産物にはまだ抵抗感がある。お酒をきっかけに福島に接点を持ってほしい」と語った。

 ソウル近郊の京畿道水原市から訪れた会社員の鄭義英さん(26)は「フルーティーな味がした」と日本酒の味を堪能。「福島の良い面をアピールすることは大切だ」と話した。

 静岡県は富士山のかぶり物を身に着けるブースを設け、家族連れが撮影を楽しんだ。同県ソウル事務所の高橋誠所長は「冬でも暖かく温泉もある。これからは雪をかぶった富士山も見られる」と魅力をアピールした。

 2025年大阪・関西万博をPRするため、公式キャラクター「ミャクミャク」も登場。日韓の歌手らによる公演も行われた。「おまつり」は05年に始まり、今年で20回目。東京でも28、29両日に開かれる。

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