東京, 12月17日, /AJMEDIA/
中東の産油国、クウェートのナワフ首長が亡くなりました。86歳でした。
クウェートの国営テレビは16日、ナワフ首長が亡くなったと伝えました。
ナワフ首長は内相や国防相などを歴任して、2006年に皇太子に即位したあと、3年前に兄のサバハ元首長が死去したあとを継いで首長に即位しました。
国営テレビによりますと、ナワフ首長は先月、体調を崩し、治療のため入院していたと伝えています。
クウェート政府はナワフ首長の死去を受けて、40日間喪に服すと発表していて、後任の首長には弟で83歳のミシャル皇太子が即位する見通しです。
クウェートでは王族が中心の政府と議会が対立し、議会の解散が繰り返されるなど、政治の混乱も続いています。
岸田首相「中東地域の平和と安定のために重要な役割」
岸田総理大臣は談話を発表し、「政府と国民を代表して謹んで哀悼の意を表します。ナワフ首長は各国と緊密な関係を築き、湾岸地域および中東地域の平和と安定の実現のために重要な役割を果たされました。国際社会にとっての大きな損失であり、クウェート国民がこの深い悲しみを乗り越えるにあたり、日本は常にクウェートと共にあります」としています。