アゼルバイジャン航空機墜落事故“外部からの衝撃で機体損傷”

東京, 2月5日, /AJMEDIA/

中央アジアのカザフスタン西部で去年12月に墜落したアゼルバイジャン航空の旅客機について、カザフスタンの事故調査委員会は外部からの衝撃で、機体が損傷したとする暫定的な調査結果を発表しました。

旅客機は去年12月25日、アゼルバイジャンの首都バクーからロシア南部に向かっていましたが、カザフスタン西部で墜落し、乗客乗員67人のうち、38人が死亡しました。

墜落の原因を調査しているカザフスタンの事故調査委員会は4日、暫定的な調査結果をホームページに発表しました。

それによりますと、墜落した機体の胴体や尾翼、それにエンジンに多数の穴が開き、油圧システムも損傷したとしています。

また、機体から取り出されたという金属片の写真も掲載されています。

そして、これらの損傷は、外部からの衝撃によるものだとし、引き続き調査を進め、最終報告書をまとめるとしています。

一方、アゼルバイジャン政府の高官は、ロイター通信に対し、「旅客機から取り出され、国際的な専門家によって確認されたロシアの防空ミサイルの破片を持っている」と述べ、ロシア軍の防空ミサイルの誤射との見方を示しています。

アゼルバイジャンのアリエフ大統領も去年12月、ロシアの防空ミサイルの誤射が旅客機墜落の原因になったとの見方を示し、ロシアに責任を認めるよう求めました。

一方、ロシアのプーチン大統領は「悲劇的な事件が起きた」と謝罪しましたが、原因については明言していません。

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