アゼルバイジャンってどんな国?

東京, 12月27日, /AJMEDIA/

2022年12月13日、日本の観光庁と観光協力に関する覚書を結んだアゼルバイジャン共和国。締結のために来日したナギエフ国家観光庁長官も参加したメディア向けのイベントに参加してアゼルバイジャンの魅力を伺った。

アゼルバイジャンってどんな国?
ユーラシア大陸のコーカサス地方、カスピ海西岸にある国家で、東ヨーロッパと西アジアの交差点に位置し、東にカスピ海、北にロシア、北西にジョージア、西にアルメニア、南にイランに囲まれている。首都のバクーは、カスピ海西岸に突き出したアブシェロン半島南岸に位置し、市街はバクー湾に面するように広がった港町。バクーとはペルシア語で「風の街」という意味で、シルクロードの中継地として発展した。

アゼルバイジャンは、石油産業で潤ってきた国だが、観光、農業、IT技術などの産業の多様化を目指している。言語はアゼルバイジャン語のほか、英語、ロシア語、トルコ語。国民ほぼイスラム教だが他の宗教も認めている。日本から行くには、ターキッシュエアライン、エミレーツ、カタール航空などを利用してドバイまたはイスタンブール経由が便利。ドバイやイスタンブールからバクーへは空路で2時間ほど、毎日7~8本の路線が運航されている。

アゼルバイジャン共和国によるお薦めアクティビティ

バクー旧市街で朝食
シェキ旧市街散策
古代の教会を訪問
ヒーリングオイルを浴びる
お茶の文化に触れる
バクーの現代的な建造物鑑賞
アゼルバイジャンの新酒を味わう
悠久の時を刻む山間の村々をハイキング

新鮮な農産物の香りが漂う伝統的なバザールは食品ショッピングスポット。特にヤシル・バザール(アゼルバイジャン語で緑のバザール)はバクー最大の食品バザールで、有機野菜、ハーブ、スパイス、ナッツ、ドライフルーツ、ジャムなどの地元特産品や、キャビアやサフランなどの郷土料理も並んでいる。

首都バクーから車で5時間の距離にある歴史都市シェキとシェキハーン宮殿は、ユネスコ世界遺産に登録されている。シェキ市はアゼルバイジャンで最も美しい町の一つで、石畳の道と中世の建築物があり、活気ある首都から離れた牧歌的な雰囲気が漂う。東西を結ぶ古代の貿易路シルクロードの重要な目的地で、19世紀には絹織物生産の国際的な中心地となった。シェキハーン宮殿はアゼルバイジャンで最も貴重な歴史的建築物の一つとして、豪華な装飾はシェベケの芸術の傑作。

また、アゼルバイジャンには、ゴブスタンの岩絵の文化的景観(2007年)、シルヴァンシャー宮殿と乙女の塔があるバクーの城壁都市(2000年)など、他にもユネスコ登録遺産がある。加えて、アゼルバイジャン・カーペットはユネスコの無形遺産の傑作に認定されている。

2022年11月28日にトルコとアゼルバイジャンの「アイデンティティ、もてなし、社交の象徴であるチャイ(茶)の文化」がユネスコの人類無形文化遺産の代表リストに登録された。アゼルバイジャンでは、お茶は温かさと結びついており、お茶を一緒に飲まずに客人を帰らせてはいけないという伝統がある。

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