東京, 6月2日, /AJMEDIA/
愛国戦争におけるアゼルバイジャンの偉大な勝利は、外交分野で自信に満ちた一歩を踏み出し、わが国の国際的評価を高める重要な原動力となった。また、第二次カラバフ戦争での勝利により、アゼルバイジャンはこの地域に新たな現実を作り出した。
安定した条件下での地域の発展に関心を持つすべての人が、こうした現実を受け入れていることに留意する必要がある。6月1日、モルドバの首都キシナウで、アゼルバイジャンのイルハム・アリエフ大統領、アルメニアのニコル・パシニャン首相、欧州連合理事会のシャルル・ミシェル議長、ドイツのオラフ・ショルツ首相、フランスが会談した。エマニュエル・マクロン大統領の5者会談は、このような観点からポジティブに評価することができる。
同時に、5カ国首脳の非公式会談がポジティブなレベルで行われたことを考慮し、前向きに評価する必要がある。それを裏付けるポイントのひとつが、7月21日にブリュッセルで三者会談を開催することに合意したことである。同時に、この期間中にアゼルバイジャンとアルメニアの外相の次回会合をワシントンで開催することでも合意している。ワシントンでの主な交渉は、和平合意に関するものであることを強調しておく必要がある。
やはり、この問題に全般的にアプローチすると、最近の出来事によって、主要な平和協定がさらに近づいたと言うのが正確したがって、今回のキシナウでの交渉は、欧州連合理事会のシャルル・ミッシェル議長を通じて行われたもので、現在進行中の作業をより一元的に調整するという性格を持っている。今回の会議へのフランスとドイツの首脳の参加については、よりインフォーマルな性格のものであったと言える。つまり、主な議論は、シャルル・ミッシェルのサポートのもと、ここで三者構成で行われたのものだ。
注目すべきは、その会談の中で、平和協定に関する交渉を強化することの重要性が改めて言及されたことだ。これは、上で強調した点とも関連する。つまり、より具体的に言えば、この地域の安定的な発展に関心を持つ勢力は、アゼルバイジャン祖国戦争の勝利の後に生まれた新しい現実をすでに受け入れているということである。
ヴガール・アガエフ(Vugar Agayev)