東京, 2月21日, /AJMEDIA/
「OPPO Find N5」は、折りたたみスマートフォンが長年目指してきたものを、少なくともデザインの観点からは達成したようだ。驚くほど薄く、閉じると普通のスマホのように感じられ、開けば広々としたほぼ折り目のない内側の画面で悠々と操作できる。
シンガポールで現地時間2月20日に発表されたOPPO Find N5は、「閉じると世界最薄のブック型折りたたみスマホ」とうたわれている。実際、閉じたときの厚さはわずか8.93mmで、「iPhone 16」よりわずかに厚い程度だ。開いた状態では4.21mmの厚さなので、ヘッドホンジャックはない。底面にUSB-Cポートを収められるギリギリの厚さしかなく、右側面の音量ボタンと電源ボタンも細い。価格は2499シンガポールドル(約28万円)。
他の折りたたみスマホと比較すると、Find N5はサムスンの「Galaxy Z Fold6」、Googleの「Pixel 9 Pro Fold」、シャオミの「MIX Fold 4」、さらにはHonorの「Magic V3」よりも薄い。Find N5は229gと驚くほど軽量で、Galaxy Z Fold6より10g軽い。
実際に手に取り、6.62インチのカバー画面を使用していると、本当に標準的なスマホのように感じられる。サイズと設計は折りたたまないフラットなスマホに匹敵し、自然に持つことができる。「iPhone 16 Pro Max」よりわずかに重いだけで、手にしているのが折りたたみスマホであることを時々忘れてしまうほどだ。カバー画面はリフレッシュレートが120Hz、ピーク輝度が2450ニトとなっている。
Find N5のディスプレイは、開くと8.12インチになる(参考までに、Galaxy Z Fold6の内側の画面は7.6インチ)。内側の画面も120Hzのリフレッシュレートで、ピーク輝度は2100ニト。反射防止フィルムを備えており、特にこのような大型ディスプレイでは役立つ。
個人的には、iPhoneやサムスンのGalaxy Sシリーズと比較して、Find N5のディスプレイの色はカバー画面と内部画面ともにやや控えめだと感じた。しかし、それは高い基準で見た場合の話であり、Find N5の全体的なディスプレイ品質に問題はない。明るい場所でも暗い場所でも画像は鮮明で、画面は見やすい。