東京, 02月05 /AJMEDIA/
オリックスの西川龍馬選手はFA=フリーエージェントの権利を行使して移籍しました。天才とも言われるバットコントロールをさらに磨き上げるだけでなく、力強さも加えようと、思い描いた軌道で「振りぬくこと」を目指しています。
西川選手は昨シーズン、セ・リーグ2位の打率3割5厘をマーク。
FA権を行使して、8年間在籍した広島からオリックスに移籍しました。
広島時代にはワンバウンドのボールをヒットにしたこともあり、その巧みなバッティングを福良淳一ゼネラルマネージャーは「天才的なバットコントロール」と高く評価しています。
キャンプ3日目に入り、西川選手は選手会長の杉本裕太郎選手や渡部遼人選手など外野陣と笑顔を見せながら会話をする様子が見られるなど、徐々にチームに溶け込んでいる様子です。
練習では、ほかの選手が昼食をとっている時間帯におよそ20分間打撃練習をして、鋭くフェンスを越える打球を何度も見せていました。
ことしのキャンプは速いボールに振り負けないよう「力強さを加えること」をテーマに掲げていて、思い描いた軌道でバットを「振り抜く」意識を強めています。
スイングの数は、広島時代よりも多くなったということです。
西川選手は「パ・リーグのピッチャーは、球が速く、球威があると思う。そうした投手を攻略したい」と、新たな舞台に適応しようと励んでいます。
投手陣では昨シーズンの新人王、山下舜平大投手が初めてブルペンに入りました。
キャッチャーを立たせたまま25球を投げ、リリースの時の指の向きなどを入念に確認していました。
山下投手は去年8月、腰を痛めて離脱していて、「まだ投げ始めたばかりで、ボールの回転がずれることがある。4連覇目指して頑張りたい」と話していました。