東京, 8月26日, /AJMEDIA/
日本初の月面着陸を目指す月探査機などを搭載した「H2A」ロケット47号機は、27日、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられる予定でしたが、天候の悪化が予想されるとして打ち上げ日が再び延期され、翌28日となりました。
日本の月探査機「SLIM」などを搭載した「H2A」ロケット47号機は、27日午前9時30分に打ち上げられる予定でしたが、打ち上げを担当する三菱重工業は25日、「天候の悪化が予想される」として、打ち上げを翌28日の午前9時26分に変更すると発表しました。
三菱重工業によりますと、打ち上げ前日から当日にかけて発射場周辺の上空で雷の発生が予想され、機体や搭載している探査機などに影響が出るおそれがあるということです。
打ち上げの日程変更は今回で2回目です。
「H2A」ロケットをめぐっては、ことし3月に新たな主力ロケット「H3」の初号機が打ち上げに失敗し影響が懸念されていましたが、JAXAは共通する部品の検査を強化するなど対策を講じてきました。
「H2A」ロケットは打ち上げ能力を強化した「H2B」も含めると、成功率98%と世界的にも高い水準を誇っていて、「H3」の打ち上げ失敗以降、初めてとなる大型ロケットの打ち上げが注目されます。