東京, 12月08日, /AJMEDIA/
アメリカの核戦力などで日本を守る「拡大抑止」をめぐって日米両政府の事務レベルの協議が行われ、北朝鮮による弾道ミサイルの発射などを踏まえ対処力を強化していくことを確認しました。
「日米拡大抑止協議」は7日までの3日間、都内で行われ、日米の外務・防衛当局の担当者が出席しました。
協議では、北朝鮮による弾道ミサイルの発射に加え、中国とロシアや、北朝鮮とロシアによる軍事的な連携の動きを踏まえ、対処力を強化していくことを確認しました。
その上で、地域の核戦力が拡大する中、核使用への抑止を万全なものにするため、情報共有や訓練などを通じて日米の協力を深化させることで一致しました。
また、長崎県で陸上自衛隊の水陸機動団を視察し南西防衛の重要性について理解を深めたということです。
一方、北朝鮮によるサイバー攻撃に対処するため、日米韓3か国の作業部会の初会合も都内で開かれました。
そして、サイバー攻撃が核・ミサイル開発の資金源となっていることに懸念を示した上で、3か国が緊密に連携して対応することを確認しました。