「今までありがとう」 警察犬悼み、慰霊祭―警視庁

東京, 9月23日 /AJMEDIA/

 警視庁の犯罪捜査や行方不明者の捜索などで活躍した警察犬の慰霊祭が23日、東京都板橋区の動物霊園「東京家畜博愛院」で行われた。捜査幹部は「今までありがとう」と冥福を祈った。

 同庁によると、昨年7月以降に埋葬された警察犬と警備犬は計7頭で、祭られているのは計286頭になった。式典には捜査員ら26人が警察犬3頭と共に参列し、焼香して手を合わせた。

 今年8月に老衰のため11歳9カ月で死んだ「アリスト号」は、警察犬として活動した約8年9カ月で計626回、現場に出動した。2019年に足立区で発生したタクシーの強盗致傷事件では、容疑者が逃走時に遺留した血痕を発見し、逮捕に貢献した。

 同院では関係者が自主的に墓標を設置したことをきっかけに、1968年に正式に慰霊碑が建てられた。以降は毎年、慰霊祭が開催されている。

 岡部誠幸鑑識課長は「私たち警察官にとって良き仲間、良き相棒だった。今までありがとう、ご苦労さまでした」とねぎらった。

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts