東京, 9月7日, /AJMEDIA/
日本新聞協会など世界の報道・メディア26団体は6日、生成AI(人工知能)技術の開発や規制に当たっての考え方をまとめた「世界AI原則」を発表した。「知的財産」や「透明性」など8分野にわたり、記事などコンテンツの無許諾使用の防止などを求めている。
米メディア、生成AIに苦慮 活用模索も、「ただ乗り」対策急務
原則では、AI技術は社会に多大な利益を与え得る一方、「知識、ジャーナリズム、科学に対する人々の信頼、民主主義の健全性にリスクをもたらす」と指摘。「AIが私たちの分野に与える機会を全面的に受け入れるとともに、AIシステムの責任ある開発と展開を求める」とした。
具体的には、「知的財産」分野では無許諾使用の防止やコンテンツ価値の尊重、「透明性」分野ではAI開発にどの著作物を利用したか記録する義務を設けることなどを挙げた。「説明責任」分野では、AIの運営側に対し関連性のある全ての情報を提供することを求めた。