東京, 9月10日 /AJMEDIA/
帝国データバンクは10日、カレーライスの材料費などから独自に算出した「カレーライス物価」が、7月は1食当たり342円だったと発表した。前年同月比で44円上昇し、比較可能な2015年以降の最高値を4カ月連続で更新。流通量の減少によるコメ価格の急騰が響いた。
カレーライス物価は、肉や野菜といった「カレー具材」や「ごはん(ライス)」、「カレールー」、調理時の「水道光熱費」の四つの費用から構成される。このうちライスは14円増の101円と最高値を記録。輸入牛肉の価格上昇に加え、ジャガイモなどの野菜も天候不順で高値が続き、具材は28円増だった。
帝国データは、8月は350円を突破し、9月も最高値を更新すると見込む。家庭の食卓を代表する人気メニューにも、当面は物価高の波が押し寄せそうだ。