「アルテミス計画」延期のロケット 日本時間9月4日に打ち上げ

東京, 8月31日, /AJMEDIA/

宇宙飛行士の月への着陸を目指す国際プロジェクト「アルテミス計画」で、NASA=アメリカ航空宇宙局はカウントダウンの途中で不具合が見つかり、延期された大型ロケットの打ち上げを、日本時間の来月4日に改めて行うことを決めました。

NASAは日本やヨーロッパも参加する国際的な月探査計画「アルテミス計画」で2025年を目標に、アポロ計画以来となる宇宙飛行士による月面着陸を目指しています。

アメリカ・フロリダ州のケネディ宇宙センターでは今月29日に、無人の宇宙船オリオンを搭載した大型ロケット「SLS」=「スペース・ローンチ・システム」が打ち上げられる予定でしたが、カウントダウンの途中で一部のエンジンに不具合が見つかり、いったん、打ち上げが延期されました。

そして、30日、NASAは、大型ロケットの打ち上げを現地時間の来月3日午後2時17分、日本時間の4日午前3時17分に改めて行うと発表しました。

打ち上げができるのはこの時刻から2時間以内だとしています。

見つかっていた、1段目のエンジンをうまく冷却できないなどの不具合は、詳しい分析の結果、対応できることがわかったということです。

今回の打ち上げはアルテミス計画の第1段階と位置づけられ、SLSで打ち上げられた宇宙船オリオンは月を周回して再び地球に戻る試験飛行を行う予定です。

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