台風10号は1日正午、東海道沖で熱帯低気圧に変わった。熱帯低気圧の雨雲に加え、太平洋高気圧の縁から暖かく湿った空気が流れ込むため、気象庁は東日本の太平洋側では引き続き、土砂災害に厳重に警戒し、低地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒するよう呼び掛けた。 【時事ドットコム天気予報】  静岡県伊豆市では午前4時までの72時間雨量が792ミリを観測、神奈川県小田原市では午前7時半までの同雨量が観測史上最多の529.5ミリとなった。  三重県大台町では大谷川が氾濫する危険性があったことから、5段階の警戒レベルで最も高い緊急安全確保が出されていたが、午前8時20分に避難指示に切り替えられた。  2日午前6時までの24時間予想雨量は多い所で、東海200ミリ、近畿150ミリ、関東甲信120ミリ、北陸80ミリ。その後、3日午前6時までの同雨量は、東海100ミリ、北陸80ミリ。

東京, 9月1日 /AJMEDIA/

米アンモニア製造新興企業ファースト・アンモニアのモーザー最高経営責任者(CEO)は30日までに時事通信の取材に応じ、今後到来する水素社会には、運び役を担うアンモニアの存在が不可欠との認識を示した。製造過程で二酸化炭素(CO2)が出ない「グリーンアンモニア」は、政府の支援が手厚い米国が世界で最も安く作れると強調した。

 モーザーCEOは「水素は爆発しやすく、取り扱いが非常に難しい」と指摘。一方、水素に窒素を加えて合成されるアンモニアは「プロパンと性質が似ており、一般に普及している貯蔵施設を活用できる」とし、「水素をアンモニアに変えて運び、再び戻す方が低コストだ」と訴えた。

 バイデン米政権は、インフレ抑制法を通じて脱炭素関連事業を積極支援している。このためモーザー氏は、米国ではグリーンアンモニアの製造コストが世界で最も低く抑えられると説明した。

 11月の大統領選で共和党のトランプ前大統領が返り咲いた場合、政府の脱炭素支援策が撤回される可能性もある。ただ、グリーンアンモニアを支援する枠組みに対しては「超党派の支持がある」とモーザー氏は話し、「ひっくり返りはしないだろう」と予想した。

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